【パリ発】日本の駅弁が登場...ブルゴーニュ産シャロレー牛の"すき焼き"も フランス人の胃袋と心をつかめるか

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Bentoはすでに浸透 Ekibenがその仲間入りめざす

   初日はオープン後まもなく、売店前に列ができ、人気は上々の様子だ。

   実は、フランス社会に弁当Bentoはすでに浸透していて、フランス生まれの弁当箱ブランドもあるし、自分で作った弁当の写真を披露するフランス人ブロガーもいる。

   バカンス大国のフランスで、長距離列車に乗る前に駅で購入し、車窓からの風景を楽しみながら味わう駅弁のコンセプトは、受け入れやすいだろうし、美食の国ならではの、ご当地グルメ弁当が生まれる可能性もある。また、多様なおかずを少量ずつ彩りよくきれいに並べる、というフランス料理にはあまり見かけない駅弁のプレゼンテーションや、絵柄やデザインが美しい掛け紙は、アート好きなフランス人の心をくすぐるだろう。

    EkibenがBento の仲間入りを果たし、フランス語の辞書に載る日も、そう遠くないかもしれない。

江草由香


【プロフィル】
江草由香(えぐさ ゆか)
フリー・編集ライター。96年からパリ在住。ライターとして日本のメディアに寄稿しながら、日仏バイリンガルサイト『ビズ・ジャポン』http://www.bisoujapon.comの編集長を務める。著書は芝山由美のペンネームで『夢は待ってくれる―女32才厄年 フランスに渡る』。趣味は映画観賞。

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