Bentoはすでに浸透 Ekibenがその仲間入りめざす
初日はオープン後まもなく、売店前に列ができ、人気は上々の様子だ。
実は、フランス社会に弁当Bentoはすでに浸透していて、フランス生まれの弁当箱ブランドもあるし、自分で作った弁当の写真を披露するフランス人ブロガーもいる。
バカンス大国のフランスで、長距離列車に乗る前に駅で購入し、車窓からの風景を楽しみながら味わう駅弁のコンセプトは、受け入れやすいだろうし、美食の国ならではの、ご当地グルメ弁当が生まれる可能性もある。また、多様なおかずを少量ずつ彩りよくきれいに並べる、というフランス料理にはあまり見かけない駅弁のプレゼンテーションや、絵柄やデザインが美しい掛け紙は、アート好きなフランス人の心をくすぐるだろう。
EkibenがBento の仲間入りを果たし、フランス語の辞書に載る日も、そう遠くないかもしれない。
江草由香