時代ごとに流行りやトレンドが生まれ変わるように、日々変化を遂げるギャル界。
ただ、その中では『なんでこんな物が流行ったの?』と疑問を感じる物も多いのも事実。
そこで今回は思わず『懐かしい!』と感じるギャル的ヒットアイテムやトレンドをまとめてみました! 当時の記憶が蘇る!? 昔懐かしい時代をプレイバック!
パレオ一枚まとい渋谷センター街でパラパラも
【ソックタッチ】女子高生の定番だったと言えるルーズソックスとともに、一人一個はテッパン状態だった「ソックタッチ」。ルーズのズレ落ちを防いでくれるアイテムとしてギャル的大ヒット! また、「ソックタッチ」をアイプチ変わりにするなど使い勝手もその人次第! ただ、中には「ソックタッチ」変わりに文房具の「アラビックヤマト」ののりを使用するギャルもいました。
【油性マジックマッキー[極細]】現在はウォータープルーフタイプのアイラインが多数販売されていますが、汗や水に強いアイラインがさほど無かった90年代後半。その時にはギャル的発想で「油性マジックマッキー[極細]」をアイライン変わりに!今では考えられない発想ですが『安くて落ちない!』と、ギャル心を鷲づかみにしたアイテムでありました。
【パレオ】ヤマンバメイクが急増した1999年には、街中に布切れ一枚のパレオギャルが出没!ただの布切れ一枚であるパレオであるものの、ワンピース・チューブトップ・スカートなど、着こなしも自由自在! ギャルのアレンジ力をここぞと発揮出来るアイテムとして人気を集めたほか、それにプラスして首からハイビスカスのレイをブラ下げるのが大ブームとなりました。
【パラパラ】アイテムではないですが、ギャル的ブームとしてハズせないと言える「パラパラ」。渋谷のセンター街や代々木公園、電車の中やホームなど、ありとあらゆる場所で踊るパラパラギャルが続出! 『ダイエット変わりになる!』と昼休みになれば廊下で踊り出すといった光景も見られ、中でもユーロビート「ナイトオブファイヤー」は踊れなきゃマズい神曲に!
【光るアンテナ】『docomoのパカパカ』を持つのが定番だった90年代後半には、光るアンテナを付けるギャルやギャル男が急増! 『アンテナが長ければ長いほど電波も良い!』と、今ではよく分からない噂を信じ、1メートル以上のアンテナも付けることも!面白いことに携帯が電話やメールを受信すると近くにあったCDコンポが『ブー』と反響するのもこの時代ならでは!
「写ルンです」に「エッグポーズ」
【プラダ・ヴィトンのリュック】1996年から2000年までは、ギャル=アルバローザ・厚底・ガン黒・メッシュといった"決まり"があったことで、小物も『プラダ、もしくはヴィトンのリュックを持っていないとギャルじゃない!』と思われることも。中には、グッチのバンブーリュックで差を付けるギャルもいましたが、今とは違いブランド豪華主義であったのもこの時代の特徴です。
【しっぽ】安室奈美恵に続く、ギャル的ファッションリーダーだった浜崎あゆみ。そんなあゆが、2001年1月にリリースした楽曲「evolution」のミュージックビデオで大きな尻尾である「ファーチャーム」を付けると『可愛い!』とギャルの間でも大ヒットに! また彼女の影響で金髪ショートにするなど、あゆを崇拝するギャルも多く現れました。
【口開けて舌を横出し&顔の近くで手は広げてパー】今のように携帯カメラがなかった時代には、いわゆる使い捨てカメラの「写ルンです」で写真を撮ったり、プリクラシールを撮るのが定番に! その時には、ギャル誌「egg」で人気を集めていた両手を前に出す「エッグポーズ」の他に、「口開けて舌を横出し&顔の近くで手は広げてパー」が爆発ヒット!ファッションと同様、ポーズもみんな一緒なのがお決まりでした。
【M字バング】番外編ではありますが、今では見かけることの少なくなった天然記念物・ギャル男の代表的ヘアと言える「M字バング」は、彼らの存在を際立たせてくれるマストヘアとして大ブームに! 前髪をワックスやスプレーでM字になるように固めると言う、一見シンプルなアレンジではありましたが、やたら前髪を気にするギャル男が急増したのも印象的でした。
以上、『懐かしい!』と感じるギャル的ヒットアイテムやトレンドはいかがでしたか?
現代のギャルはトレンドにそこまで縛られず、自分の好きな系統のファッションをするといった"ノンカテゴリー"の時代ではありますが、私が高校生だった約15年程前では、1つトレンドが生まれるとみんなが同じアイテムを持っていたのがすごく印象的な時代でもありました。
また今のように情報が分散する時代じゃなかったからこそ、ストリートにいるギャル達が発する口コミは絶大な影響力があったのも確かです。
もちろん中には『何で流行ったの!?笑』なんて首を傾げてしまう物もありましたが、それも当時ならではギャル的発想だったと思うと面白いものがありますよね。果たしてこれ以上に際立つビッグなアイテムが生まれるのか、今後のギャル界にも注目です。
grp編集長・安部舞紗