子育て支援者を表彰する、住友生命「未来を強くする子育てプロジェクト」 エネルギッシュでボランティア精神にあふれた25組が集結

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スミセイ震災復興応援特別賞を受賞したのは小学6年生

   「スミセイ震災復興応援特別賞」は、東日本大震災からの復興支援を目的として13年7月に創設された。今年は「こおりやま福来(ふっこう)応援隊」(福島県郡山市)、「こそだてシップ」(岩手県大船渡市)、東日本大震災圏域創生NPOセンター「いしのまき寺子屋」(宮城県石巻市)の3組が選ばれた。

   受賞者代表の挨拶のスピーチを行ったのは「こおりやま福来応援隊」の遠宮昭真さん(12)と保護者の昭則さん。応援隊は14年4月、当時小学5年生だった昭真さんを含む3人が発起人となり、『自分たちでできる震災復興活動』としてスタート。ご当地グルメの開発や子どもラジオ、子ども応援CM、子ども農場、被災地への研修旅行といった活動を、大人を巻き込みながら行ってきた。

   壇上で昭真さんは少し照れた表情を浮かべつつ、堂々たるスピーチを披露。中学校に進学した後も活動を続け、また次に続く世代を助けていくと元気よく宣言した。

   「スミセイ女性研究者奨励賞」は、育児のため研究の継続が困難となっている女性研究者を支援するため設けられた。今回は10名が受賞した。

   代表でスピーチをしたのは、京都大学大学院 人間・環境学研究科のアリポヴァ・カモラさん。2006年にウズベキスタンから国費留学生として来日し、近代日本における国語の歴史の解明に取り組んでいる。在籍中に2度の出産を経験し、留学生としては今年大学院を満期退学した。日本での研究継続を希望していたものの、経済的な条件がネックに......。流暢な日本語で彼女は次のように述べた。

「帰国を考えたこともありました。でも――この助成金の対象に選んでくださったおかげで、私は日本に残って研究を続けることが可能になって、そして子どもたちが大好きな保育園に通い続けることができて、私は大変幸せです。これからもこの賞に恥じぬように全力で頑張りたいと思います」
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