街の再開発が進められている東京・日本橋地区で春のイベント「日本橋 桜フェスティバル」が2016年3月18日から4月10日まで開催される。
江戸時代、五街道(東海道,中山道,甲州街道,日光街道,奥州街道)の起点として発展した日本橋の街には、江戸桜通り日本銀行方面や日本橋の袂、浜町公園など古くからのサクラの名所がある。江戸桜通りコレド室町方面には、街の再開発とともに約2年前に植樹されたサクラがあり、新旧のサクラの名所を楽しむことができる。
「桜フェスティバル」では、日本橋に日本のさまざまなサクラが集結する。
宝くじ当選祈願で知られる福徳神社へと続く参道、仲通りには「日本桜風街道」が登場。表参道イルミネーションなどを手掛けた長谷川喜美氏が全体プロデュースを行う。仲通りを無数のサクラの短冊と桜提灯で包むなど体感型インスタレーションを実施する。夜は、光と映像の演出で春風に舞うサクラ吹雪のなか江戸文化の中で息づいた「桜紋」が投影される。重要文化財の三井本館をはじめとする中央通り沿いの施設をサクラ色に染め上げる「桜ライトアップ」も同時開催する予定。
また、47都道府県のサクラの絶景写真が日本橋各所に展示され、それをめぐりながらエリア内に隠されたお宝を探す街回遊型宝探しイベント「ニホンバシ宝さがし 幻の桜~幸せを呼ぶ江戸小紋~」も開催。すべてのお宝を探し当てると北海道旅行などの豪華景品があたる。
3月26日と27日の2日間は、福徳神社周辺に「ニホンバシ桜屋台」が出現する。日本橋の伝統ある老舗などが出店し、オリジナルメニューを気軽に楽しむことができる。4月4日から10日までの期間は、日本橋の老舗を含む街中の対象店舗をお得に回遊できる「ニホンバシ 桜バル2016」も開催予定。
日本橋は「人力車発祥の街」。日本橋のサクラの名所を気軽に回れる桜人力車や桜バスの運行を実施する。