ビスケットの模様までくっきりわかる仕上がりに
まずはフィルターを使わずに撮影。オレオの表面の模様が真っ黒につぶれてしまい、全体的に灰色がかった写真になった。予想はしていたが、あまりおいしそうには見えない。
続いて「ホクホク」のフィルターをかけてみる。先ほどよりも背景が明るくなり、クリーム色とビスケットの黒のコントラストがちょうどよいバランスに調整された。オレオの輪郭もくっきりしている。一気においしそうな仕上がりに。
そして「スイーツ」。
「すごい!ビスケットの模様までちゃんとわかる!」
衝撃的といえるほどの出来ばえだった。かなり小さい被写体にも関わらず、ビスケット生地のざらざらとした質感まで捉えた仕上がりになっているではないか。少し褪せた発色でレトロな雰囲気になっているのも味があっていい。
かなり意地悪な被写体を選んだつもりだったが、2色しかないオレオでもフィルターの使い分けで仕上がりに明確な違いが出た。シンプルな操作で仕上がりの雰囲気を好きなように変えられるので、料理撮影の可能性がぐっと広がりそうだ。