2016年2月13日に、見ていてハラハラするウェブ動画が公開された。
舞台は東京・新宿駅前の広場。一人の男性がたたずんでいる。革のジャケットにワインレッドのマフラー、黒いリュックサックを背負い、至って普通のオシャレな青年といった様子だ。そんな彼の目の前に、突然数人の男が駆けつけてきた。真っ黒なスーツにスキンヘッド、ポマードでがっちり固めた黒髪、サングラス、金のネックレス、眉間に刻まれたシワ――いかにも「あっち系」な強面のお兄さんたちだ。突然の展開に戸惑う青年。もう嫌な予感しかしない。身構える青年にお兄さんたちが放った言葉は...
「お待たせしました!!!すみません、遅くなりました!!!!」
深々と頭を下げにっこり笑顔を見せるお兄さんたち。一体どういうこと?
「極道の世界」を体感するドッキリイベント
実はこの動画、プレイステーション(PS)4用ソフト「龍が如く 極」の世界観をイメージしたドッキリ企画の様子を撮影したもの。
この企画はソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアが展開しているキャンペーン「できないことが、できるって、最高だ。」の一環でもあり、バレンタインデーにゲーム的な非日常を加える事で、より普段の生活が、ドキドキしたものに変わるという事を伝えるもの。「極道の世界」の雰囲気を体感してもらうユニークな企画だ。
強面のお兄さんたちに連れて行かれた先には、いかつい男性が左右一列にずらりと並ぶ道ができていた。道の先には紫の着物姿の美しい"姐さん"が立っている。青年が道に足を踏み入れると、左右に立った男性たちが「お疲れ様です!!!!」と次々に頭を下げていく。姐さんはビクビクする青年に「ハッピーバレンタイン!」といいながらプレゼントを差し出した。青年が恐る恐る受け取ると、周りにいた強面の男性たちは拍手とともに満面の笑みで青年を歓迎するのだった。
その後も次々と一般男性にドッキリを仕掛けていく。盛り上がった強面の男性たちから胴上げされる人も。美しい女性からプレゼントをもらえると知らず、終始いかつい人たちに囲まれるのは、まさに「コワモテの花道」だ。
「龍が如く 極」は重厚となる人間ドラマはそのままに、PS4での開発環境をベースにした映像美やこれまでのシリーズ作で好評を博したゲームシステムやバトルスタイルを新たに取り入れ、遊びやすさを追求した。壮大な人間ドラマが、美しい映像で蘇る。