気温の低い冬場は晴れていても洗濯物は乾きにくい。雪の多い北国や日本海側の地方は言うに及ばず、太平洋側や西日本の地域でも室内で干す人は多い。防犯対策のため屋外で洗濯物を干さない女性もいる。部屋干し派の悩みの一つに挙げられるのが「生乾き臭」だ。どれだけの人がこの問題に直面しているのか。そしてその解決法は――。
P&Gは「洗濯物とニオイの悩み」に関するアンケートを実施し、2016年2月にその結果を発表した。回答者は20代から50代までの主婦200人で、実に78.0%が抗菌洗剤を使っていることが判明した。それにもかかわらず、「抗菌効果のある洗剤を使っても生乾き臭がすると感じたことがある」と答えた人は73.0%もいた。
生乾き臭に最も悩まされるのが「冬」の理由
P&G研究開発本部・シニアサイエンティストの井内芙美さんによると、ニオイの元となる菌は生乾菌(なまがわききん)と脂臭菌(ししゅうきん)の2種類があるという。生乾菌はジメジメとした環境で増殖し、脂臭菌は主に衣類の使用・着用によって増殖しやすい。
冬の低温環境や花粉対策のための部屋干しは、どうしても洗濯物を干す時間が長くなり、衣類が湿気を帯びている時間が長くなる。こうした環境は湿気が好きな生乾菌の温床になる。実際、アンケートで「洗濯物およびそのニオイが気になる季節は?」という質問に対して、半数以上の人が「冬」と答えていた。
ということは――生乾菌に効き目のある洗剤を使うことで、部屋干しのニオイ問題は解決に向けて大きく前進すると言っていい。
16年2月上旬に同社からリニューアルされる「アリエール サイエンスプラス イオンパワージェル」は、生乾菌の抑制力が同社従来製品の50倍もある液体洗剤だ。そのパワーは強力で、洗濯機の洗濯槽でのカビの増殖をも防ぐ。
今回のリニューアルでは、配合成分のマイクロカプセルを改良して、消臭機能をさらにパワーアップさせた。ニオイの原因となる物質を化学的に中和し、無臭化する。
サイズは標準が1kg、つめかえ用が770g、特大つめかえ用が1.35kg。価格はオープン。