最後の勝利を手にするために
「成果を出せる人と、出せない人」「目標を達成できる人と、達成できない人」「夢をつかみとれる人と、夢が夢で終わる人」。これらの違いはどこにあるのか。『カイジ「したたかにつかみとる」覚悟の話』(著・木暮太一、1620円、サンマーク出版)は、その秘密を解き明かす。
一言でいえば「したたかさ」を持っているかどうか、ということだ。強さや賢さだけでなく、要領の良さやずるさでもない。既存のルールや常識に疑問を投げかけ、時としてルールを破ってでもゴールにたどり着こうとする。日本人は真面目すぎて、物事を真正面から取り組むが、最後の果実をさらわれてしまうことがある。したたかになれる者が、最後に勝つ――。
漫画『カイジ』から"世の中のルール"を学ぶ経済学入門書として話題を呼んできた人気シリーズの最新作。逆境に強くなり、もう一回り大きくなりたいという人へおススメしたい。