2000年に大手企業P&Gの「ファブリーズ暮らし快適委員会」が2月1日を"においの日"に制定。ひとくちに"におい"といっても感じ方は人それぞれ。最近では「スメハラ(スメル・ハラスメント)」という言葉が生まれるほど、においは社会的な問題になっている。そこで今回は加齢臭から、アロマオイルの心地よい匂いまで、においにまつわる3冊をご紹介。
J-CASTニュースの書籍サイト「BOOKウォッチ(https://books.j-cast.com/)」でも特集記事を公開中。
"臭い"でビジネスチャンスを逃していませんか?
2014年に大手企業が行った意識調査によると、「一緒に仕事をしたくない人」の第1位は「臭う人」だったという。『なぜ一流の男は匂いまでマネジメントするのか?』(著・五味常明、1296円、かんき出版)では、ワキガ、体臭、多汗症専門医である五味氏が、臭いによるビジネスや人間関係に与える影響を解説している。そのうえで、臭いが発生する原因、体臭を緩和する方法を説明。「なぜ"オヤジはくさい"と言われるのか?原因はあなたのイメージが9割」「男の2大問題、加齢臭と肥満は蜜月関係にある」「ニンニクを食べたら牛乳か昆布、これが真実である」「靴の臭いはたった20円で消せる」など全57章。
誰にでも簡単にできて、高い効果のある方法を厳選して収録している。
誰にも相談できないお口のにおい、意外と思い過ごしなのかも
口臭で悩む人の、その悩みの内実はというと、口臭がないにもかかわらず"ある"と信じて疑わないことによるという。"95%の思いすごし"で悩んでいるのだ。口臭をなくしたいのになくならない、どうしていいかわからない...。最近では病院の口臭外来を訪れる人のほとんどが、このパターンで苦しんでいるという。
「口臭の95%は思いすごし」(著・渡辺豊、1296円、三五館)では口臭治療の第一人者が口臭の消し方はもちろん、口臭の悩みの消し方まで徹底解説。「いい人だから、口臭に悩む~口臭が気になってしかたない人たち」、「なぜ自分のニオイはわからないのか?~いい加減な脳、疲れやすい嗅覚」、「間違いだらけの口臭対策――ニオイを発生させる10大ストレスはコレ! 」など全7章で口臭の実態を解明してくれる。
誰にもいえずに悩んでいる人はまずこの本から読んでみてはどうだろう?
日頃のストレスもアロマで解消。香りによる癒しのススメ
「アロマ」ということばを聞くと、アロマキャンドルやエステティックサロンのオイルマッサージを連想する人が多いのではないだろうか。最近では医療の現場やスポーツ界でも活用されるようになるなど、その効能が注目を集めている。
『アロマセラピーを仕事にする 改訂版』(著・菅野千津子、1296円、幻冬舎)では、「資格を取ってプロのアロマセラピストになる/JAAの資格ほか」「アロマセラピースクールってどんなところ?/短期間で資格取得・仕事をしながら資格取得ほか」「プロの選択肢のひとつ!プライベートサロン開業/開業の方法ほか」など全5章でアロマセラピストの資格取得から開業のノウハウまで実例をもとにわかりやすく解説している。
アロマ初心者だけでなく、アロマの世界にもう一歩踏み込みたい人におすすめ。