スマホ最強クラスのカメラ機能 「ZenFone」はコストパフォーマンス抜群のSIMフリー端末

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   ASUS JAPAN(エイスース ジャパン、東京都千代田区)は、SIMフリースマートフォン「ZenFone Zoom」(ZX551ML)を2016年2月5日から日本国内で順次発売する。

   今回の新製品の特長はカメラ機能へのこだわりだ。HOYA(東京都新宿区)の光学ズームレンズユニットを本体に内蔵することで、本体から背面レンズを迫り出させることなく、光学3倍ズームを可能にした。光学式手振れ補正機能も搭載しており、ズーム時の手振れを補正することができる。

  • 女性が手に持っている白い端末こそ「ZenFone Zoom」
    女性が手に持っている白い端末こそ「ZenFone Zoom」
  • 本体カラーはプレミアムレザーブラック、プレミアムレザーホワイト、スタンダードブラック、スタンダードホワイトの4色展開
    本体カラーはプレミアムレザーブラック、プレミアムレザーホワイト、スタンダードブラック、スタンダードホワイトの4色展開
  • ZenFone Zoomの製品仕様一覧表
    ZenFone Zoomの製品仕様一覧表
  • ZenFone Zoomの上位機種は背面パネルに本牛革を採用
    ZenFone Zoomの上位機種は背面パネルに本牛革を採用
  • オートフォーカスのピント合わせにかかる時間は、数年前のコンデジを凌駕している印象
    オートフォーカスのピント合わせにかかる時間は、数年前のコンデジを凌駕している印象
  • 光学3倍ズームのすごさを証明する、「スマホの視力検査」というユニークな展示もあった
    光学3倍ズームのすごさを証明する、「スマホの視力検査」というユニークな展示もあった
  • 撮影シーン別のモードは全19種
    撮影シーン別のモードは全19種
  • ZenFone Zoomのコンセプトは「時代を超越したデザイン」。工芸美にもこだわっていることをアピール
    ZenFone Zoomのコンセプトは「時代を超越したデザイン」。工芸美にもこだわっていることをアピール
  • 左がZenFone Zoomで撮影した画像、右がiPhone6 Plus。左の写真は犬の毛1本1本をしっかりとらえている
    左がZenFone Zoomで撮影した画像、右がiPhone6 Plus。左の写真は犬の毛1本1本をしっかりとらえている
  • 通常のスマホ用レンズユニットと、HOYAが開発したレンズユニットの違い(図は編集部作成)
    通常のスマホ用レンズユニットと、HOYAが開発したレンズユニットの違い(図は編集部作成)
  • 女性が手に持っている白い端末こそ「ZenFone Zoom」
  • 本体カラーはプレミアムレザーブラック、プレミアムレザーホワイト、スタンダードブラック、スタンダードホワイトの4色展開
  • ZenFone Zoomの製品仕様一覧表
  • ZenFone Zoomの上位機種は背面パネルに本牛革を採用
  • オートフォーカスのピント合わせにかかる時間は、数年前のコンデジを凌駕している印象
  • 光学3倍ズームのすごさを証明する、「スマホの視力検査」というユニークな展示もあった
  • 撮影シーン別のモードは全19種
  • ZenFone Zoomのコンセプトは「時代を超越したデザイン」。工芸美にもこだわっていることをアピール
  • 左がZenFone Zoomで撮影した画像、右がiPhone6 Plus。左の写真は犬の毛1本1本をしっかりとらえている
  • 通常のスマホ用レンズユニットと、HOYAが開発したレンズユニットの違い(図は編集部作成)

カメラ機能の秘密は「プリズム」にあり

   HOYAグループのオプティクス事業部の神原稔さんは1月25日に行われた発表会で発売にこぎつけるまでの"秘話"に触れ、レンズユニットの開発に約10年を要したと語った。

   スマホの背面カメラのレンズユニットは通常、厚さ10mm前後のスペースにレンズ群(複数のレンズ)が収まっている。このレンズ群がユニット内を移動することで、焦点距離と画角を任意に合わせ、しかもピントが外れないようにする仕組みになっている。レンズの数を増やすほどズームは伸ばせられるものの、カメラ部の出っ張りは消費者に支持されない。カメラの機能向上と端末の薄型化という相反する流れに、スマホ向けカメラモジュール開発者はみな頭を悩ませている。

   HOYAが出した結論は、潜水艦のペリスコープ(潜望鏡)で使われている「プリズム」の採用だった。2つのプリズムは入射する光を90度に曲げる。これによって10枚のレンズを収めることが可能となった。

   背面カメラは1300万画素で、最速約0.03秒でフォーカスを合わせるレーザーオートフォーカス機能を搭載している。またマクロ撮影の最短距離は約5cmと、一般的なコンパクトデジタルカメラとそん色ない。

   白色と黄色の2色のLEDフラッシュも備える。周囲の明るさに合わせて発光度合いを自動調整する「リアルトーンフラッシュ機能」に対応しており、フラッシュ撮影時でも実際の色に近い自然な色味で撮影が行える。

   タッチアンドトライコーナーで記者も実際に操作してみた。真っ白な小石を撮影したところ、説明員の持っていた他メーカーの製品では「白とび」現象が起きていたのに対し、ZenFone Zoomはしっかり捉えていた。そののカメラ機能はスマホとは思えないほど。

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