HKTと乃木坂が「パフォーマンス対決」 指原「歴史的大敗」にリベンジの結果は

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   人気アイドルグループのHKT48と乃木坂46が2016年1月25日、東京・北の丸公園の日本武道館で行われたイベント「GUM ROCK FES. In 日本武道館」に出演し、パフォーマンスを競って「対決」した。

   HKTの指原莉乃さん(23)は12年にソロデビュー曲の売り上げを乃木坂と競って「歴史的大敗」を喫している。これに加えて15年末のNHK紅白歌合戦ではHKTが2年連続の出場を逃す一方、乃木坂は初出場を果たした。いわば今回のイベントは「因縁の対決」でもあるが、何と勝敗はパフォーマンスではなく「ジャンケン」で決めることに。HKTが意外な形で「心理戦」を制し、リベンジを果たした。

  • HKT48の宮脇咲良さん(左)が乃木坂46の松村沙友理さん(右)とのジャンケン対決を制した
    HKT48の宮脇咲良さん(左)が乃木坂46の松村沙友理さん(右)とのジャンケン対決を制した
  • パフォーマンスを披露するHKT48
    パフォーマンスを披露するHKT48
  • パフォーマンスを披露する乃木坂46
    パフォーマンスを披露する乃木坂46
  • 「名勝負数え歌」として知られるプロレスラーの長州力選手(64)と藤波辰爾選手(62)による対戦も実現した
    「名勝負数え歌」として知られるプロレスラーの長州力選手(64)と藤波辰爾選手(62)による対戦も実現した
  • 5分49秒で長州選手がフォール勝ちを収めた
    5分49秒で長州選手がフォール勝ちを収めた
  • HKT48の宮脇咲良さん(左)が乃木坂46の松村沙友理さん(右)とのジャンケン対決を制した
  • パフォーマンスを披露するHKT48
  • パフォーマンスを披露する乃木坂46
  • 「名勝負数え歌」として知られるプロレスラーの長州力選手(64)と藤波辰爾選手(62)による対戦も実現した
  • 5分49秒で長州選手がフォール勝ちを収めた

アウェーの戦いに戦々恐々、乃木坂は「格上の相手」

 

   指原さんは事前にマネージャーから「7:3で乃木坂さんのファンが多い」と聞かされたといい、

「正直、怖かった。(ステージに)出てくるのが、死ぬほど」

と、アウェーでの戦いに戦々恐々。

「でも、出てきたら乃木坂のファンにすごく盛り上がっていただいて...
「対決とは言え、格上の相手に緊張する」

などと終始低姿勢だった。

 

   一方の乃木坂は、キャプテンの桜井玲香さん(21)が16年1月22日、ブログにHKTに宛てた「果たし状」を掲載。イベント当日も「乃木坂、今日はめっちゃ燃えてるんですよ!」と気合いを込めていた。

 

   イベントではHKTが6曲、乃木坂が5曲歌ったのに続いて、相手の持ち歌を1曲ずつカバーして披露した。勝敗はパフォーマンスの優劣で決まるかと思われたが、なぜかジャンケンで決着をつけることに。ここで思わぬ「心理戦」が展開されることになった。

「あいこ」3連続で「敵陣営」にアドバイス求める

   HKTからは宮脇咲良(さくら)さん(17)、乃木坂からは「さゆりんご」こと松村沙友理さん(23)が代表に選ばれ、「あいこ」が3回続いて勝負は拮抗。そこで松村さんがどういう訳か、

「次、何出したらいいと思います?指原さん?」

と、「敵陣営」に助けを求めた。指原さんは困惑しながら、

「私が言うの?さゆりんごのやつ?じゃあ、さゆりんごは、グー!さゆりんごパンチ!」

と助け船を出した。ここで松村さんが指原さんを信じ、それを宮脇さんが見抜いたことで勝負が決まった。松村さんがグー、宮脇さんがパーを出した瞬間、会場は、

「ちょっと-!」(松村さん)
「なんで素直に出しちゃうの-!」(指原さん)

などと悲鳴に包まれていた。

指原の宮脇評は「天才。頭もいい」

 

   勝負を制した宮脇さんは、15年6月に開票された「選抜総選挙」で、上位7位の「神7(セブン)」に初めてランクイン。指原さんは直後の「AKB48 SHOW!」(NHK BSプレミアム)で、

「彼女は天才ですから。頭もいいし、もっともっと伸びると思う」

と激賞したほどだ。AKB48の10周年記念シングル「君はメロディー」(3月9日発売)でも、宮脇さんのセンターポジションへの抜擢が発表されたばかりだ。

 

   指原さんはイベント後にツイッターを更新。「今だから話せる」こととして、乃木坂ファンの印象を「(12年の対決企画のイベントで)罵声を浴びせられて以来怖かった」と明かしたが、今回のイベントで大きな声援を受けて、

「雪解け 嬉しかったです!」

と喜んでいた。

   イベントでは「名勝負数え歌」として知られるプロレスラーの長州力選手(64)と藤波辰爾選手(62)による対戦も実現。5分49秒で長州選手がフォール勝ちを収め、長州選手は息も絶え絶えに「めちゃくちゃ大変」、藤波選手は「やられましたね」と苦笑いしていた。

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