人気アイドルグループのHKT48と乃木坂46が2016年1月25日、東京・北の丸公園の日本武道館で行われたイベント「GUM ROCK FES. In 日本武道館」に出演し、パフォーマンスを競って「対決」した。
HKTの指原莉乃さん(23)は12年にソロデビュー曲の売り上げを乃木坂と競って「歴史的大敗」を喫している。これに加えて15年末のNHK紅白歌合戦ではHKTが2年連続の出場を逃す一方、乃木坂は初出場を果たした。いわば今回のイベントは「因縁の対決」でもあるが、何と勝敗はパフォーマンスではなく「ジャンケン」で決めることに。HKTが意外な形で「心理戦」を制し、リベンジを果たした。
アウェーの戦いに戦々恐々、乃木坂は「格上の相手」
指原さんは事前にマネージャーから「7:3で乃木坂さんのファンが多い」と聞かされたといい、
「正直、怖かった。(ステージに)出てくるのが、死ぬほど」
と、アウェーでの戦いに戦々恐々。
「でも、出てきたら乃木坂のファンにすごく盛り上がっていただいて...」
「対決とは言え、格上の相手に緊張する」
などと終始低姿勢だった。
一方の乃木坂は、キャプテンの桜井玲香さん(21)が16年1月22日、ブログにHKTに宛てた「果たし状」を掲載。イベント当日も「乃木坂、今日はめっちゃ燃えてるんですよ!」と気合いを込めていた。
イベントではHKTが6曲、乃木坂が5曲歌ったのに続いて、相手の持ち歌を1曲ずつカバーして披露した。勝敗はパフォーマンスの優劣で決まるかと思われたが、なぜかジャンケンで決着をつけることに。ここで思わぬ「心理戦」が展開されることになった。