日中韓のこんな相違点と共通点
外国人観光客は年々増えて去年(2015年)は2000万人近くに上った。トップは中国、2位は韓国。うれしいことだが、しきたりやマナーの違いがありトラブルも起きている。隣国同士、仲良くする方法はないか。
『冠婚葬祭からビジネスまで 徹底比較! 日中韓 しきたりとマナー』(監・一条真也、著・造事務所、617円、祥伝社)は、日本、中国、韓国のライフスタイルから冠婚葬祭、教育事情、ビジネスまで文化や風習の比較を説明し、隣国の素顔を浮かび上がらせる。
韓国には受験生にトイレットペーパーを贈る風習がある。上司に酒を注がれたら横を向いて飲む。中国ではご祝儀は偶数が喜ばれ、花嫁は赤いウエディングドレスを着る。そんな中、梅の花を愛でるのは日中韓の共通だという。早春に咲く梅は清楚な香りの高い花だ。「日本人も中国人も韓国人も、いたずらにいがみ合わず、偏見を持たず、梅のように気高い人間を目指すべきではないだろうか」といっている。