「残念なメダリスト」を考える...リオ五輪そして東京五輪を控えJOC理事が問う"チャンピオンの資質"

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経済的観点から新国立競技場を分析したルポルタージュ

2020 狂騒の東京オリンピック
2020 狂騒の東京オリンピック

   新国立競技場のデザイン、建設費を巡る騒動の最中、東京五輪後に「新国立ジャイアンツ球場」として活用する案が浮上した。読売新聞グループが全面バックアップしたが、永田町の主流派が猛反発し潰された。経済合理性を無視してまで、新国立競技場を国家のシンボルに据える理由は何なのか...。

   『2020 狂騒の東京オリンピック』(著・吉野次郎、1512円、日経BP社)によると、吉野氏の取材で見えてきたものは、時代錯誤のまま身動きが取れずにいる日本のスポーツ界の現状だったという。本書は、「国家の喜劇(破綻の序曲ほか)」、「遠き金メダル(甲子園200年分の売り上げほか)」、「戦争の残滓(汚職政治家が残した借金)ほか」、「夜明け前(羽生と浅田がフィギュア界にもたらす"富"ほか」の全4章でスポーツ業界の"経済不在"を指摘。

   スポーツを巡る日本の現状と課題はなにか?そして解決の糸口はあるのか?

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