「東京に、家を持とう。」のフレーズでおなじみの不動産デベロッパー、OPEN HOUSE(オープンハウス)は俳優の織田裕二さんが「犬のジョン」に扮するCMシリーズの新作を2016年1月13日に公開した。
シリーズを通してこれまでずっと東京の一戸建てにあこがれてきたジョンが、今回ついにマイホームを建てることになった。しかし、女優・菜々緒さんが演じる怪しげな黒猫や、ムツゴロウさんこと作家の畑正憲さん扮する大工の棟梁の登場で雲行きが怪しくなっていく。果たしてジョンは無事念願のマイホーム生活を手に入れることができるのか。
ついにマイホーム購入までたどり着いたジョンだが...
CMは「店舗篇」、「見学篇」、「入居篇」の3本だ。
店舗篇では、ジョンの飼い主のママさんがオープンハウスの店舗で店員と満足そうに話す姿を見て「いよいよ東京に一戸建てか~」と喜びを隠せないジョンの前に、全身黒服・猫耳姿の菜々緒さんが現れる。開口一番「あんた、捨てられるわよ」と囁いたかと思うと、菜々緒さんは「にゃん」と猫なで声でママさんの足元にすり寄っていく。ママさんは「あらカワイイネコちゃん。うちくる?」とアッという間に籠絡されてしまう。ちらりと振り返って「いただき」と不敵な笑みを浮かべる菜々緒さんに、ジョンは唖然とする。
「見学篇」では、ジョン一家が建設中のマイホームを見学しにやってくると、大工姿のムツゴロウさんが登場。笑顔で「ワン(よろしくお願いします)」と挨拶するジョンに、棟梁は「なに?犬小屋がほしい?」と問いかける。ジョンは戸惑いながら「ワン(言ってません)」を繰り返すが、棟梁はお構いなく「犬小屋か。よし、わかった!」とジョンの体をなでまわすばかりだった...。
「入居篇」は、「ついに東京に家が持てた」と完成した我が家を感慨深げに見上げるジョンの前に、再び黒猫が登場。「あらカワイイ。猫も飼っちゃおうか」とデレデレのママさんにジョンは「ママさん、そいつは猫をかぶっている!」と必死に訴える。菜々緒さんは唸り声をあげて威嚇するジョンを「うるせぇんだよ」と一蹴。ママさんが厳しい声で「ジョン!ハウス!」と指をさした先には「ジョン」という名札がかかった犬小屋が。
全編15秒の枠の中でテンポよく話が進み、悪女キャラとして名高い菜々緒さんの「泥棒猫」という言葉がぴったりのあざとい仕草や、テレビでおなじみの動物たちとの触れ合いと同じテンションで織田さんに接するムツゴロウさんの姿が何ともシュールなCMだ。