アクシデントもなかった
続いて12月13日の全日本実業団女子駅伝。デンソーが大会新で3連覇を果たした。2区で先頭に立ち、そのまま安定したレース運びで逃げ切った。
同20日の全国高校駅伝では、世羅(広島)が1993年の仙台育英(宮城)以来のアベック優勝。とくに男子は大会新で連覇を遂げ、西脇工(兵庫)を抜いて単独最多9度目の優勝となった。
そして元旦恒例の全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)。こちらもトヨタ自動車が、2年連続3回目の優勝を果たした。
箱根駅伝の青学は3つの区間賞で2位に7分11秒差。大学女子の立命館大は2位に3分近い大差。世羅も2位に2分近い差。デンソーは53秒差。一時的に競り合いになったのはニューイヤー駅伝のトヨタ自動車のみだった。
「強すぎる」連覇チーム。たとえば青学の強さについて、朝日新聞では「エース以外の選手層が厚い」「有望株を集めている」などと分析している。それぞれの事情は異なるが、本番でアクシデントやミスがなかったことも連覇につながったようだ。各優勝チームは、来年度もさらに連覇を重ねることになるのだろうか。