フィリップ モリス ジャパン(PMJ)は、加熱式たばこ「iQOS(アイコス)」の新色「ボルドーレッド」を2015年12月20日に発売した。人目を惹くヴィヴィッドなレッドは数量限定。他人と差をつけたい、派手な色が好き――。そんな人が欲しくなるボディに仕上がっている。
iQOSホルダー、iQOSポケットチャージャー、専用ACアダプター、専用USBケーブル、クリーナーブラシが1つになったセットキットは1万2980円(税込)。残念なことに、一般のたばこ店やコンビニエンスストアでは売っていない。全国5か所のiQOSストアでのみ取り扱っている。東京は「iQOSストア原宿」(東京都渋谷区神宮前)が唯一の店舗だ。
iQOSを無料で試せるフロアも
iQOSストアは旗艦店として様々なサービスを登録会員向けに提供している。原宿の店舗は5階建てで、1階~4階がiQOSストアだ。決して大きくないものの、外観は人目を惹く。建物のコンセプトについて、女性スタッフは次のように説明した。
「クリーンな印象の白とiQOSのイメージカラーであるブルーを組み合わせています。さらにグリーンを配色することで、今までの紙巻たばことの喫煙所とは異なる空間になっています」
「今の日本でタバコの吸える場所は、どうしても閉鎖的な空間が多い傾向にあります。iQOSは『火を使わず、煙を出さず、灰が生じず、臭いが少なく、室内環境の空気を汚さない』という特徴を備えています。紙巻きたばこよりも気持ちのいい空間で吸える、画期的な商品――そんなメッセージを込めたところ、このようなデザインとなりました」
1階の「Main entrance(メイン エントランス)」はiQOSの展示スペースとなっている。向かって左の壁には商品棚、右の壁には製品の情報が入手できるマルチタッチパネルが設置されている。ラウンドサイドテーブル上に置かれているのは、バーチャルリアリティ(VR)を体感できるヘッドマウントディスプレイだ。頭部に装着すると360度の3Dコンテンツが目の前に出現する。映像を楽しみながら商品説明が受けられる。
2階の「Experience lounge(エクスペリエンス ラウンジ)」は1階と同じ機能のフロアだ。違いはソファやテーブル、チェアが多く配置され、iQOSの無料体験ができること。じっくり話を聞き、実際に吸ってみて、納得したうえで商品の購入を決めたい人向け。
ちなみにiQOSストアでキットを購入すると、メタリック塗装のハードケースがタダでもらえる。色はパープルとゴールドの2種類。数に限りがあるので在庫が無くなり次第終了となる。別の場所でiQOSを買ってしまったという人は、こちらで1カートン(10パック)購入するともらえる。