620種類もの海の生き物が集う日本最大級の水族館・海遊館(大阪市)は、今年で開館25周年を迎えることを記念して、同館の生き物たちのキスマーク入りラブレターを届けるユニークなプレゼント企画を行っている。
ジンベエザメの"横幅90cm"のもあるよ
25周年冬のテーマは「ラブ&アース」。ロマンチックなイルミネーションで飾られた海遊館に、カップルや家族連れで訪れてもらおうと海の生き物から「愛のこもったお誘いの手紙」が届くという企画だ。
ラブレターの"送り主"はジンベエザメ、ラッコ、コツメカワウソ、ワモンアザラシ、イワシの全5種類。水に触れると色が変わる特殊な紙を使って、それぞれの生き物の「キスマーク」を採取したものが手紙に添えられる。(ジンベエザメは直接キスマークを取るのが難しいため、頭部原寸大模型から採取)応募期間は2015年12月22日から24日までで、応募者の中から抽選で81人にラブレターが届く。どの生き物から送られてくるかは届いてからのお楽しみだ。
クリスマスを前に、J-CASTニュース編集部には一足先に1通のラブレターが届いた。中身がわからないので開封前からドキドキする。愛くるしいラッコやカワウソ、ワモンアザラシからのキスマークなんて想像しただけで悶えてしまう。横幅90cmもあるというジンベエザメのキスマークも、インパクトがありそうだ。そしてイワシ。...イワシ?うーん...きっと小さめの口が可愛いはず!
愛が重いイワシちゃんの手紙
いそいそと開封すると、そこには高揚した気持ちをへし折る"怪文書"が入っていた。
「スキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキス...したい。キスじゃなくて、イワシだけど。 イワシ一同」
背景にはおびただしい数の赤い小さなキスマークがびっしり押されている。
「いや、怖ぇよ!!!」
思わず叫んでしまった。重い。愛が重いよイワシちゃん。館内で観ることが出来るイワシの大群をイメージしたのだろう。色んな意味で衝撃的な手紙だが、とにかく愛されていることはしっかりと伝わってくる熱い恋文だった。クリスマスも温かく乗り切れそうだ。
海遊館では、12月23日から16年1月11日まで今回採取したキスマークを使って作ったスタンプを設置し、館内を回遊しながらスタンプラリーが出来る。