クリスマスに輝き増す東京タワー、実は...首都護る"魔よけ"として建てられた

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自分の姿に置き換えて共感できる、現代社会のサラリーマン物語

東京タワーが見えますか。
東京タワーが見えますか。

   銀行員の今井は、取引先の町工場の社長にマンション経営を勧め、オーナーの座に就かせたが、経営はすぐに行き詰まり、マンションは競売にかけられることに。人を幸せにするために仕事をしていたはずなのに、いつの間にか不幸にしてしまった。「東京タワーって優しい気持ちのときには鮮やかに見えるのです」...社長は怒りを抑えて呟いた。その言葉が、今井の荒んだ心に沁み入る......。

   元銀行マンである著者が贈る経済小説短編集、『東京タワーが見えますか。』(著・江上剛、713円、講談社)。働く人すべてに"働くこと""生きること"を問いかける。

   ほかに「ある男の人生」「大過なく」「座敷わらし」「爺捨て山騒動記」「まだまだ」「マラソン先生」の全7編を収録している。

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