ソニー(東京都港区)は最新鋭のプラネタリウムと、音の情報量を増やすことで超高音質を生み出すハイレゾリューション・オーディオ(ハイレゾ)の音楽を融合させた「サウンドプラネタリウム~天空の鏡に響く、ハイレゾの歌~」を2015年12月18日から東京銀座のソニービルにて期間限定開催する。
「一生に一度は見てみたい絶景」と言われる南アメリカ・ボリビアのウユニ塩湖の星空をイメージした美しい映像に、マイケル・ジャクソンやマライア・キャリーなど世代を超えて愛されるアーティストの楽曲が折り重なり、幻想的な時間を演出する。
マイケルの息遣いが耳元で聞こえる臨場感
プラネタリウム・クリエイターの大平貴之さんが開発した1000万個の星を映し出すことが出来る光学式プラネタリウム投影機を使用。3回目となる今年は、空の色を鏡のように水面に反射するウユニ塩湖の絶景をイメージし、床に黒い鏡面パネルを敷くことで床にも映像が映る仕掛けを作った。
高性能のプラネタリウムが生み出す映像に、ハイレゾ音源を合わせると、どんな相乗効果が生まれるのか。12月17日に行われた先行上映会で、実際に体験してきた。
シンガーソングライターのmiwaさん(25)の静かなナレーションに始まり、輝く星が徐々に部屋全体に散らばっていく。そこに大迫力のサウンドが加わって、空間全体が音と光で埋め尽くされる。ハイレゾ音源が生み出す臨場感は想像以上で、例えばマイケルの息遣いまで耳元で感じられるほどクリアな音質だった。特に曲がサビを迎える時の美しさは鳥肌もの。幻想的な幾何学文様のアニメーションが浮かんでは消え、周りの星はメロディに合わせて変則的な速さで流れていく。異世界にいるような感覚が体を包み「すげぇ!超綺麗!」という言葉しか出てこなかった。