手紙やハガキを出すのに慣れていない人にとって、年賀状を作成するのは結構なエネルギーがいる。住所や名前、メッセージを書き損じたり、上下または裏表を間違えてプリントしたり、発色がイマイチだったり......。1枚当たり5円の手数料ではがきや切手に交換してもらえるとはいえ、やり直すのは面倒なもの。
受け取った人に「よくできているね」と感心してもらえる年賀状を、ミスなく手早く作りたい――。そんな人に勧めたいのが、日本郵便の年賀状作成・印刷・発送サービス「はがきデザインキット2016」だ。ウェブ版/PCソフト版/スマホアプリ版の3種類があり、スマホアプリ版はiOS (7.0以降)とAndroid(4.0以降)に対応している。
豊富なデザインプレートとパーツは選ぶのが困るほど
キットに用意されたデザインプレートやパーツは300種類以上ある。和もの、カワイイ、ポップ、結婚・出産、引っ越しのカテゴリーに分かれていて、来年の干支の申(さる)からアニメキャラ、富士山までそろう。「写真あり」は写真フレームのあるデザインで、手持ちの画像を枠内に挿入することができる。
はがきの紙質は普通紙(フチあり)と写真用紙(フチなし)の2つから選べる。メッセージの「書体」は楷書・明朝・ゴシック・デザイン・手書きの5つ、「色」は白・黄・ピンク・赤・青・緑・茶・黒の8種類、「文字の配置」は左揃え・中央揃え・右揃えをそれぞれ使い分けられる。
年賀状は相手の立場によって文章を変えるのが礼儀というもの。文面に困っているなら「定型文」が便利。本キットは、ビジネス・友達・親戚と、相手に応じた文面を用意している。定型文を修正できるのは言うまでもない。
文字の配置やサイズ変更は画面を指でなぞるだけ。斜めに傾けることもできてしまう。絵柄を派手に飾りたいならスタンプを活用しよう。LINEキャラ、縁起物、デコが使える。
完成したデザインは「マイデザイン」としていったん保存。自分が納得できるまで、何度でも修正して構わない。