格安航空会社(LCC)の香港エクスプレスは、2015年12月8日から15日までの8日間、日本と香港を結ぶルートの片道料金を1300円の特別運賃で提供する。最初の2日間は、香港~羽田、成田を結ぶ路線で予約を受け付ける。10~15日は、48時間ごとに新しい路線で特別運賃を提供する。適用旅行期間は12月15日から16年10月29日まで。
イギリス人CEOは語る「ズバリ日本を重視しています」
今回の特別運賃キャンペーンは、同航空の日本就航2周年を記念して実施された。現在、羽田、成田、中部国際、関西、広島、福岡の6空港に乗り入れ、日本と香港を結ぶ航空会社の中では、トップクラスの便数を誇る。ちなみに成田はLCC専用の第3ターミナルではなく、第2ターミナルを利用している。2年間で大手航空会社の正規運賃の60%引きの低運賃を実現。不要なサービスを削ることで運賃を下げることができた。
7日に東京都内で行われた記者発表会に出席したアンドリュー・コーエン最高経営責任者(CEO)は、日本重視を明言する。
「乗客の3分の2は18~34歳で、そのうち20~30%が日本人です。香港在住の日本人も利用しています」
「日本発着の路線では日本人CA(客室乗務員)が必ず1名搭乗しています。今年10月の広島線の就航に合わせて、CAの制服もリニューアルしました。日本人デザイナーが制作したんですよ」
「フェイスブックで実施した調査によると、日本は香港で最も人気の高い旅行先です。日本政府が掲げる目標『2020年の訪日旅行客2000万人』にも貢献していると自負しています」
席上でCEOは、ホリデーシーズンに限り、名古屋と香港を結ぶルートの週9便への増便も発表した。