「神秘の木」から作られた至宝の成分
モニターの1人がつぶやいた「シアバター」。男性にはあまりなじみのない言葉だが、コスメを使う女性の間ではよく知られた存在だ。西アフリカで「神秘の木」と称されるシアの木。その種子の胚から得られる植物性脂肪を指す。肌や髪が必要とする脂肪分やビタミン類が豊富で、現地では日焼け止めやヘアケア、ひげそり後の肌の手入れ、薬、石けん、食用油脂と幅広く用いられる。
手づくりボディケアブームの火付け役である前田京子さんの本「シンプルスキンケア」によると、シアバターには紫外線による肌のダメージを予防したり修復したりするほか、傷の修復も助けてくれるという。
ロクシタンの創始者が1980年に西アフリカのブルキナファソでこの木に出会い、89年に100%天然の「ピュアシアバター」を完成・発表した。原産地では重要な輸出品となっており、ロクシタンは「フェアトレード」(適正な価格で継続的に買い付けること)で、現地労働者の暮らし向きの向上や植林の資金確保にも貢献している。
日本列島の太平洋側は毎冬、猛烈に乾燥する。とくに関東平野に吹く乾いた風は、最低で15~20%の低湿度をもたらす。天然由来のシアバターはあらゆる人の肌になじむと評判だ。乾燥肌に効くフェースクリームを探しているなら、一度試してみる価値は十分にある。
同社オンラインショップや全国の直営店、百貨店、コスメショップなどで購入できる。内容量は50mlで、価格は4104円(税込)。