おつまみの定番・チータラをレンジでチンすると超美味しいと話題になっている。ネットで定期的に話題になる"おなじみの商品がひと工夫で化ける"ネタだ。チータラはどんな風に変化するのか。実際にやってみた。
デロデロになった!けどウマい!!!
今回使ったのは、なとりの「一度は食べていただきたい熟成チーズ鱈」。一般のものに比べて短めの長さが特徴だ。早速お皿に並べてチンしてみる。(ガンダーラに特に意味はない)
ツイッターを見て一番多かった1分30秒にセットして温めてみる。ゴダイゴの「ガンダーラ」を口ずさめば1番が終わったところでちょうどチンと音が鳴る。
出来上がったのがこちら。
――――なんかイメージしてたんとちがーう!!!!
皿の上に広がっていたのはユートピアなどではなかった。「チーズがデロデロにとけてやがる。長すぎたんだ。(温める時間が)」と直感した。
恐る恐る食べてみる。したらこれが美味しい!!! 温めたことでタラに含まれる魚介の香りが一層強くなっており、溶けたチーズの風味と混ざって確実に味がランクアップしている。見た目はともかく、味だけならイタリアンのおつまみで出せんじゃないかと思うレベルだ。
カリカリ食感のポイントは"置き方"
ただ温めただけでは、通常とあまり変わらないしっとり食感。なぜネットの評判に見られる「カリカリで美味しい」という状態にならなかったのが気にかかる。チータラの長さが原因なのか、温める時間の問題なのか。
改めてネットで出回っている写真を見ると、あることに気が付いた。
「ん? もしかしてどの写真も横に立ててる?」
先ほどはタラの面を下にして温めたが、ネットで拡散されているのはチーズの面を下に、つまりチータラ本体を横に立てて温めている写真ばかりなのだ。
試しに残ったチータラを今度は立てて温めてみる。1分30秒後に取り出してみると―――カリカリになってる......だと?
写真を見て頂きたい。タラの部分に焼き色がつき、チーズの中は気泡が浮かび、カリカリに乾いている。食べてみると、メッチャ美味い! 魚介とチーズの風味に香ばしさがプラスされ、先ほどに比べて格段に美味しくなっているではないか。
立てたことでタラに挟まれたチーズが横に溶け出すのを防ぎ、ついでに外側のタラも焼いてくれるからカリカリになるのだと推測する。
立てるか寝かすか、些細な違いだが、仕上がりを大きく左右するポイントだと分かった。皆さんも自宅で試す際はチータラを立ててから温めてみてほしい。
カス丸:うまそー! でも美味しいからってパクパク食べすぎると、すぐ猪八戒みたいになっちゃうから、気を付けるんだじぇい。