お菓子のヒロシか!? 「今度売れなかったら販売終了。後がないので子猫に頼ってます」 森永「JACK」、崖っぷちのヤケクソサイト開設

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   森永といえば、チョコボールにハイチュウ、小枝、甘酒など数々のロングセラーを生み出してきた製菓会社の代表格だ。そんな森永のラインナップには、人気商品が輝かしいロングランを続ける一方、鳴かず飛ばずで販売終了の窮地に立つ新米商品が存在する。アーモンドを焦がしキャラメルでコーティングした「JACK(ジャック)」というお菓子だ。

   2014年の発売から今に至るまで、さっぱり売り上げが振るわなかったJACKをめぐって森永では、ついに終売を覚悟したかのように自虐的な、ヤケクソとも思えるキャンペーンサイトを開設した。

  • 「もう後がないので子猫に頼っています」(画像は動画のスクリーンショット)
    「もう後がないので子猫に頼っています」(画像は動画のスクリーンショット)
  • 知名度の致命的な低さを端的に表すグラフ
    知名度の致命的な低さを端的に表すグラフ
  • 商品自体は実においしそうだけれど・・・
    商品自体は実においしそうだけれど・・・
  • 「もう後がないので子猫に頼っています」(画像は動画のスクリーンショット)
  • 知名度の致命的な低さを端的に表すグラフ
  • 商品自体は実においしそうだけれど・・・

担当者「藁にもすがる思いで――いえ、お客様を藁呼ばわりしているわけではありません」

   「美味しいのに崖っぷちキャンペーン」。トップページにデカデカと掲げられたタイトルには悲壮感が漂う。その下に続くキャンペーン概要も

「2014年5月新発売。食べた人はみな美味しいというものの...売れず...2015年1月再起をかけリニューアル発売。しかし...またもや売れず―――」

といった具合で、実に寂しい。

   ほかにも「負の歴史の詳細」を語るページや、担当者の

「本部長(一番えらい人)に最後のチャンスと囁かれ、藁にもすがる思いです。いえ、決してあなたを藁呼ばわりしているわけではありません」

といったコメントなど、全体を通して突き抜けた自虐ネタがいっそすがすがしいサイトに仕上がっている。

   販売促進コンテンツとして、子猫がJACKの袋に出たり入ったりするだけの「やけくそ動画」や、ネットで活躍するタレントのナオキ兄さん、じゅん☆じゅんさんが「持ち物はJACKだけ」という縛りで三重県志摩半島の大王崎にたつ大王埼灯台の「崖」からスタートして、東京まで戻ってくるという謎のヒッチハイク企画などを配信する。

   もちろんJACKそのものもリニューアルした。アーモンドをコーティングするキャラメルのカリカリ食感を高め、パッケージも便利なジッパー付きに変更している。価格は169円(税込)。

   購入した人からの評価はおおむね高いものの、知名度の致命的な低さが原因で窮地に追い込まれてしまったというJACK。崖っぷちキャンペーンで人気巻き返しなるか。

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