食べ比べたらこんなに違った!フード・アクション・ニッポン開催"きき豚・芋・トマト・ヨーグルト"でみえた「国産」の魅力

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「嗜好品としても楽しめるようにしたい」トマト

   「7色のミニトマト」(青森県)は、その名の通り、赤、黄、緑、橙、紫など7色のトマトを生産。今回は生だったが、トマトは海外ではさまざまに調理されるため、ある外国人メディアは「料理によってどう使い分けられるかも知りたい」。「ミニトマト千菓(ちか)」(熊本県)は、「皮が柔らかくて食べやすい」という声が聞かれた。

   学生のあるテーブルでは、5人全員が「トマトの中で一番衝撃的だった」として「中玉トマト フルティカ」(新潟県)を挙げた。「果物のような甘さと香りがある」という。トマトジュースも出され、生産者、曽我農園の曽我新一さんは「『健康飲料』というトマトジュースのイメージを変えたい。嗜好品としても楽しめるものにしたい。もちろん栄養価も高い」と、生産にかける思いを語っていた。

   ヨーグルトは、日本航空の国際線ファーストクラスの機内食に採用された「伊都物語」(福岡県)、ジャージー牛乳を使った「ジャージーヨーグルト」(宮崎県)などが並ぶ。「生乳100%ヨーグルト」(北海道)は、ヨーグルト生産としては珍しく、酪農から加工までを一貫して行う。そのため、使われる生乳は常に搾りたてだ。生産者のさくら工房、北出愛さんは「消費者には完成品だけが届くが、その奥の"酪農"まで身近に感じてほしい。ヨーグルトを食べてもらうことで、それがどうやって作られるかというところまで関心をもってもらいたい」と思いを述べる。

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