先月末はハロウィン。みなさん、ハロウィンで使ったカボチャ、どうしましたか? 実はカボチャって、食べられるんですよ!知ってましたか?
日本中がハロウィン熱に浮かれる中、カボチャが食材であるということを忘れかけていた人も多いことだろう。そこで今回は、手を切ってしまうおそれもある「カボチャ」を安全に切り分け、調理する方法を紹介したいと思う。
ポイントは「ヘタの周りの五角形」
カボチャの下処理は厄介だ。表面が非常に堅く、正しく慎重に切らないと、手をケガする恐れがある。まずは安全簡単にカットする方法を確認しよう。カボチャはカットされた状態で売られていることが多いが、今回はあえて難易度の高い「1玉まるごと」に挑戦する。
まずヘタを取る。包丁の付け根を使って、ヘタの周りに五角形の切り目を入れていく。
このとき注意したいのは、「包丁の進行方向に手や腕を置かないこと」。手を滑らせないよう十分注意しよう。
続いて包丁の先に持ちかえ、五角形の切り口に沿ってさらに深く包丁を入れる。(ヘタの根元に届くように)
あとはテコの要領でヘタを押し出そう。
次に、カボチャの筋に沿って包丁で切れ目を入れていく。(表面一周分入れる)
売ってるレベルの「四等分カット」
しっかりと切れ目ができたら、いよいよ切断だ。
ヘタを取った穴を起点に包丁を垂直に入れ、先ほどこしらえた切れ目に沿って、側面の半分くらいまで刃を入れる。
もう一方も同様に切ったら、今度はカボチャを裏返して同じ工程を繰り返す。「ザクッ」と気持ちのよい音がすれば、カボチャは無事まっぷたつだ。
スプーンなどで種を取り除き、さらに半分に切っていく。手順は先ほどと同じく、筋にそって表面に切れ目を入れてから、それを目印に真っ直ぐ刃を入れ、ひと思いに切ろう。
ちょっと手間がかかるが、この切り方で堅いカボチャも安全に切ることが出来る。出来上がった四等分カットを見ていただきたい。ほら、スーパーに売ってるのと同じ! 完璧! もちろん手も切れてない!
切れたカボチャでクッキング
後は切ったカボチャを調理するだけである。クックパッドを見ながら、2品つくってみよう。
ここにレンジでチンして柔らかくなったカボチャがあるじゃろう?
これをこうして、
こうして、
こうして、
こうじゃ!!!!
カボチャの甘みがたっぷり詰まった超濃厚グラタン。これからの寒い季節にぴったりのホクホクメニューだ。(※調理中のBGMとして、森高千里の「素敵な誕生日」を流すと、恋人にグラタン作ってる気分になれるのでおススメ)
カボチャ1玉は思ったよりボリュームがある。大量のグラタンを作っても4分の1余ってしまったので、即席タルトも作ってみた。砕いたビスケットにバターを混ぜたものを鍋の底に敷き、カボチャとサツマイモを潰して牛乳と練ったタネを載せて、オーブンで焼くだけ。超簡単に作れるスイーツだ。
下処理が面倒、危なそうに見えるカボチャも、正しく切れば思いのほか楽に安全に調理できる。これでカボチャ料理は、もう怖くないぞ!
カス丸:これは良記事! とはいっても、調理の際には無理をしないで、細心の注意を払ってくださいね。カス丸からの、お願いだじぇい。