弁護士の年間所得100万円以下!? あこがれの資格がこんな結果とは

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   11月10日は「技能の日」。1970年に日本で開催されたアジア初の技能五輪国際大会の開会式が行われた日だ。11月は職業能力開発促進月間として様々な行事が展開される。技能の向上とともに、資格を得てスキルアップしたいが、「能力開発」は豊かな人生を保証してくれるのだろうか。現実の厳しさについて紹介したい。

    J-CASTニュースの書籍サイト「BOOKウォッチ」でも特集記事を公開中。

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資格者の数が激増し過当競争

   「弁護士、公認会計士、税理士、社労士・・・。『一流の資格で一生安泰』なんて大ウソ!」。キャッチコピーに書いてある。規制緩和によって資格取得者の数が激増。過当競争とダンピングが常態化し、「資格貧乏」があふれているというのだ。

   『資格を取ると貧乏になります』(著・佐藤留美、734円、新潮社)は、「資格を武器にスキルアップを」と意欲を思っていた人たちに冷や水を浴びせたかもしれない。弁護士といえば、テレビ番組のコメンテーターとして、ドラマの主人公として活躍している。オモテと実態とは違うのだろうか。

   ひと昔前は弁護士も公認会計士も「センセイ」と尊敬され、あこがれの職業だったが、この10年で事情が変わった。苦労の末に合格しても就職もできず、5人に1人の弁護士の年間所得は100万円以下というデータもあるという。資格ビジネスの裏事情を足で調べ、「資格の賢い活かし方」についても伝授する。

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