「リンゴをかじると、歯ぐきから血が出ませんか?」。30年以上前にそんなキャッチフレーズの歯磨き粉CMがあったが、リンゴをかじることは「歯の健康」を測る象徴と言われてきた。
時はめぐって2015年、スマートフォンと連動し、実際にかじることで歯の健康リスクを調べるハイテクなサービス付きリンゴ「Dentapple(デンタプル)」なるものが発売されるらしい。一体どんな仕組みなのか。
診断は歯科医院と共同開発 長野の松本りんご協会
デンタプルは長野県松本市でリンゴ市場の活性化を目的として発足した「松本りんご協会」が売り出す商品で、かじった時の歯や歯茎の痛み、出血などをもとに歯の健康を測る診断を受けられるサービスだ。テストは歯科医院と共同開発しており、「歯周病」、「虫歯」、「顎関節症」のリスクを調べる。
診断の手順は(1)デンタプルを店頭やウェブで購入(2)スマホアプリのナビゲーションにしたがってリンゴをかじる(3)かじった時の歯の状態をたしかめて質問に答える(4)歯科衛生士から診断結果が送られてくる――という流れだ。
アプリには診断の他にも現在地から近い歯科医院を探す機能や、診断結果を「Myカルテ」として蓄積する機能などがついている。
リンゴは固さの中に豊富な甘みを含む松本産の「ふじりんご」を使用しており、もちろん最後まで美味しく食べられる。
2015年11月8日から公式サイト、旬八青果店(一部店舗除く)から購入でき、価格は1個200円(税込、送料別)。