ACUOはにおいをイメージしたシュールな即興曲
動画は「第一」と「第二」の2本立てで、第二では主にスゥエーデンで生産され "世界一クサい食べ物"として名高いシュールストレミング(ニシンの塩漬けの缶詰)、第一では日本の納豆をチョイスした。静かな伴奏から始まる新垣さんの曲は、シュールストレミングを食べた女性の息を嗅いだとたんに不協和音交じりの抵抗を感じる曲調に変化する。続いてACUOを噛んだ女性の口臭を嗅ぐと、音数が多くなりなめらかで軽やかな演奏に変わる。
第一も同じく、納豆の息と納豆+ACUOの息を交互に嗅ぐことで曲に変化が起きる。新垣さんは「(納豆は)馴染みのあるにおいだったので肯定的な音。におい、粘り、食感を聴覚化することを意識して演奏した」という。
レノアは2015年10月22日、ACUOは11月2日から動画をウェブで公開している。
香りに関連する商品は、これまで映像メインの演出で伝えられることが多かったが、奇しくも同じ時期に登場した「におい×音」のウェブ動画は、新たなPR方法として注目を集めそうだ。