「コーヒーのスペシャリスト『バリスタ』に憧れるけど、何から始めればいいかわからない!」
そんな人に朗報、コーヒーやカフェオーナーにまつわる専門知識を測る「コーヒーアドバイザー認定試験」、「カフェマイスター認定試験」なるものがあるらしい。食品・料理技術に関わる資格認定制度を展開する「日本安全食料料理協会」が提供している民間資格だ。
バリスタに求められる技能は多岐にわたる
バリスタになるために、これといって特別な資格は必要ない。しかし、豆の種類や焙煎方法、ブレンドの技術からカフェの運営まで、さまざまな知識が求められるのは事実だ。
専門的な技能を身に着ける方法として、カフェやレストランで働き実践から学ぶ、専門学校や通信講座を利用するといったアプローチが挙げられるが、試験はバリスタへの道をサポートする判断材料を提供することが狙いだ。
コーヒーアドバイザー認定試験はコーヒー豆の産地や種類、美味しい生豆の見分け方など「コーヒーを選び、楽しむための知識」を問う試験になっている。カフェマイスター認定試験は、開業・運営の方法、マーケティング戦略、店舗の内装整備など、カフェオーナーに求められる知識や、運営実務で活用するための技能を測る試験だ。
どちらも民間資格だが、コーヒーについてしっかり学んだという証明になり、例えば履歴書で自分が持っている経験を示す材料としての利用などが期待できる。
試験は毎月行っており、在宅受験で資格取得できる。2015年12月実施の申し込みは11月1日から30日まで、試験は12月20日から25日のあいだに受験する。答案は12月30日必着で、合格通知は16年1月20日の予定だ。受験料は1万円(税込)。
バリスタを目指す人、コーヒーについて理解を深めたい人は挑戦してみてはいかがだろうか。