センサー付きアイウェア「JINS MEME」が先行リリース! 原宿の専門店は即完売

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開店前に整理券配布枚数に達する

   3日の先行発売イベントは、特典として購入者全員にオリジナルTシャツがプレゼントされた。さらにレンズ交換に無料で応じることもあって、遠方から夜行バスで来店した人もいたほどだった。店頭でスタッフが整理券を配布したところ、開店前に限定数の50人に達した。1番初めにゲットした男性は7時30分に到着したそうだ。長い行列を見ながら通行人は「えっ、なにこれ!?」「JINSから新商品が出るみたいだよ」と次々につぶやいていた。

   先行発売は13時にスタートした。ほとんどの客は実物に触れるのがはじめてで、スタッフの説明に熱心に耳を傾ける。店内ではデモ機を装着してスマホアプリを動かすことができる。例えば、「JINS MEME RUN」はランニングフォームをチェックし、バランスの崩れを図とデータで教えてくれる。その場で足踏みをし、結果の画面を見た体験者は、精度の良さに驚きの声を上げた。

   歯科医の男性(33)は、眠気を推定するドライバー向けアプリ「JINS MEME DRIVE」を使いたくて購入したと話す。

「JINSの眼鏡は何本か持っています。展示品をかけてみましたが、想像していたよりも軽く、日常使いでもいけそう。車を持っているので居眠り運転防止に使いたい。せっかくなのでPCレンズに交換しようと思います」

   JINS MEME DRIVEは目の動きを感知し、眠気を3段階のレベルで知らせてくれる。計測の開始から終了までの過去の走行距離とドライバーの状態を記録するモードも搭載している。

   ジェイアイエヌはアプリ開発ツールを無料で配布している。今後は技術者向けの情報提供やイベントを行っていく。

「JINS MEMEとソフトバンクの人型ロボット『ペッパー』が連携したら面白いですよね。眼鏡使用者の目が疲れてきたら、ペッパーが『どうしたの?』と声をかける――。われわれが想像もつかないアイデアを具現化してくれたら、技術者にとってもビジネスチャンスになるのではないでしょうか。フラグシップストア原宿はその拠点にしたいと考えています」(渡辺さん)
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