1947(昭和22)年11月6日に、某結婚情報雑誌主催の大規模な集団お見合いが東京の多摩川河畔で開催された。戦後の混乱で婚期を逃した男女約400人の男女が参加し、その出会いをきっかけに多くのカップルが誕生したとか!? 今回はそんな"新たな出会い"をテーマに想像力をかきたててくれる3冊。
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現実に起こりそうな"出会い"に胸がときめくアンソロジー
あなたの求める"たったひとりの人"はきっとこの世のどこかにいるはず!? いま、注目の女性作家たちが描く傑作恋愛アンソロジーシリーズ『運命の人はどこですか? (恋愛小説アンソロジー)』(著・飛鳥井千砂、彩瀬まる、瀬尾まいこ、西加奈子、南綾子、柚木麻子、669円、祥伝社)。
この人が私の運命の相手? 10年前、再会の約束を交わした元彼、同棲しはじめたばかりの彼女、自分の理想の名前を持つ相手、小説家を目指すきっかけになった女性、上司のすすめでお見合いをした相手、同じ趣味を持つ同僚...。さまざまなシチュエーションで出会う男女の恋愛模様が描かれている。
収録作品は「神様たちのいるところ/飛鳥井千砂」「かなしい食べもの/彩瀬まる」「運命の湯/瀬尾まいこ」「宇田川のマリア/西加奈子」「インドはむりめ/南綾子」「残業バケーション/柚木麻子」の全6編。