「ちらし寿司」作って「チームビルディング」? 料理が作り出す驚きのコミュニケーション

糖の吸収を抑える、腸の環境を整える富士フイルムのサプリ!

ダイバーシティを認め合う姿勢が、協力に結びつく

   調理の前には「作戦会議」の時間が15分間設けられた。ワークシートにちらし寿司のデザインやポイントなどをメモしていくが、ここで各班、議論が白熱。調理の時間になっても意見をぶつけ合いながら、一つの作品を作り上げていく。調理では、具材を切る人、酢飯を作る人、盛り付ける人など、自然と役割分担がなされる班もあれば、何もしない人がいて作業が滞っている班もあり、チームワークの形成に違いが見られた。

   完成したオリジナルのちらし寿司はバリエーション豊かだ。「四季とひなまつり」「富士山と麓を通る新幹線」「サムライソード(刀)と桜」などを絵のように表現する班もあれば、酢飯を15センチほどの高さに盛り付けて立体的に富士山を作る班もあった。プレゼンではどの班も、時間が足りないと言わんばかりにジェスチャー付きで2分間めいっぱい説明。この頃には笑いがあふれたり、冗談を言い合うなど、かなり打ち解けている様子が伺えた。

   受講者の一人は「『ちらし寿司を完成させる』というゴールは同じだけど、考え方はみんなバラバラ。周りの意見を聞きながら柔軟に動いていくのが大事だと思った。目的が同じだから一つになれた」と感想を語る。別の受講者は「仕事にも活用したい。ダイバーシティ(多様性)は組織に必要。違う意見があっても協力し合いたい。おいしいちらし寿司ができたしね」と嬉しそうだ。

姉妹サイト