東芝は2015年10月19日、日本語のほか英語と中国語を話すアンドロイドを開発したと発表した。14年に同社が開発した「地平(ちひら)アイこ」の2号機で、名前は「地平ジュンこ」。23日から東京・台場の複合商業施設、アクトシティお台場で公開される。
12月に観光案内所で本格デビュー
「地平ジュンこ」は、東芝が独自開発した音声合成技術を活用し3か国語が話せる。"姉"の「地平アイこ」は、言葉を話すほかに手話ができた。
23日からの公開では、12月に予定されている観光案内所での本格デビューに向け、3か国語で自己紹介のプレゼンテーションを行うとともに、アクアシティお台場のイベント情報や店舗案内、お台場周辺のイベント情報なども案内する。東京都の臨海副都心おもてなし促進事業の一環。公開は約2週間を予定している。
2017年度中には、東芝の音声認識技術により、観光客が話しかけた質問に3か国語で回答できるように進化し、20年のオリンピック・パラリンピック東京大会に向け増加が見込まれる外国人観光客に対応するという。