英国の「風景映画」先駆的作家、P・キーラー氏の「ロビンソン三部作」を日本初公開

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   イギリスで「風景映画」の先駆的な作家として知られる映像作家、パトリック・キーラー氏が監督を務めた「ロビンソン三部作」と呼ばれる「ロンドン」「空間のロビンソン」「廃墟のロビンソン」の3作品が日本で初めて、東京都千代田区神田駿河台のアテネ・フランセ文化センターで2015年10月16~17日に上映される。日本初となる。

  • パトリック・キーラー「ロビンソン三部作」 HP画像
    パトリック・キーラー「ロビンソン三部作」 HP画像
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アテネ・フランセ文化センターで10月16~17日

   キーラー氏は、1950年生まれのイギリス人。大学で建築を学んだ後、建物などの写真を撮影していたが、自身の写真をスライド上映した際に、映画製作に興味を持つようになり、1980年代から短編映画を制作。90年代には長編に着手する。

   94年の「ロンドン」で、シュルレアリスト的な着想をもとにロンドンの風景を切り取った独特の表現スタイルが注目され、イギリスのドキュメンタリー映画に新たな地平を開いた映像作家とされるようになる。

   97年の「空間のロビンソン」は、イングランドの産業構造を風景の視点から観察した映画。2010年の「廃墟のロビンソン」では田園風景に孕まれた経済問題を、風景を通して考察している。

   料金は一般1200円(3回券3200円)、アテネ・フランセ文化センター会員は1000円(3回券2600円)。

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