懐かしの「使い捨てカメラ」が今人気 レトロな仕上がり、現像までのワクワクが再評価

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   「使い捨てカメラ」を知っているだろうか。フィルムを内蔵した状態で販売され、指定の枚数を使いきってから現像、その際にカメラごと回収される、簡単に使えるカメラだ。富士フイルムの「写ルンです」、コダックの「スナップキッズ」などが有名だが、デジタルカメラや携帯電話のカメラが普及して以降はあまり見かけなくなっていた。

   そんな「使い捨てカメラ」が今、じわじわと人気再燃しつつあるらしい。AKB48のメンバーも「ハマっている」と公言している。

  • 懐かしの「使い捨てカメラ」再ブーム(写真はイメージ)
    懐かしの「使い捨てカメラ」再ブーム(写真はイメージ)
  • 懐かしの「使い捨てカメラ」再ブーム(写真はイメージ)

ハッシュタグ「#写ルンです」に写真を続々投稿

   「最近写ルンですで写真撮るのにハマってます。まだ39枚撮り終えてないから現像出せてないけど、とりあえずどこでも構えます

   AKB48の横山由依さんが2015年10月2日、こんなツイートを投稿。実際に「写ルンです」を構える横山さんの写真が添付されている。

   これに対しファンからは「えっ~写るんですってまだ売ってるんですか?」「現像・・・してくれるところ、まだあるンですか?」と、使い捨てカメラがまだ使われていることに驚く声が寄せられているのだが、今使い捨てカメラにハマっているのは横山さんだけではないようだ。

   ツイッターでは、「#写ルンです」というハッシュタグが作られ、「写ルンです」で撮影した味のある写真が多数投稿されている。

大手コンビニは現像サービスから撤退

   なぜ、あえて今「使い捨てカメラ」なのか。

「使い捨てカメラも、良いものだ 現像して見る楽しさがある」
「使い捨てカメラのレトロ感がものすごく良い」
「使い捨てカメラを持って遊びに行きたい 残り枚数を気にしながらちゃんと撮れてるかのワクワク感 そんな遊び方したい!」

といったツイートがみられ、「レトロな仕上がり」「現像するまで実物を見ることができないワクワク感」が評価されているようだ。

   使い捨てカメラの現像は、フジカラーの店舗をはじめ、カメラのキタムラやビックカメラ、パレットプラザ・55ステーション、また地域の写真館などの写真専門店で取り扱っている。かつてはコンビニエンスストアでも使い捨てカメラの現像ができたが、大手コンビニチェーンはすでに撤退していて、北海道・茨城・埼玉で店舗を展開するセイコーマートではまだ取り扱いがあるようだ(15年10月5日現在)。

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