「二郎」の正面にある店が気になった
小雨の降る繁華街をかきわけ、店の前に到着したのは14時30分。さあ、行列はあるのか?
並んでない――どころか、空席すらある。「やっぱり『二郎』は混んでいた!!!!」といったオチを期待していた我々は、肩を落とした。
「ガラガラだと思って行ったら、やっぱりガラガラだった」。そう思いながら帰ろうとすると、「二郎」の正面に見慣れないお店があることに気付いた。
店の名は、「ローストビーフ油そば ビースト」。先週土曜(9月26日)にオープンしたばかりで、ここ数日、ネットメディアやアーリーアダプター(流行に敏感な人)によって、拡散されまくっている話題のお店だ。「ボツにならなくて済みそう!」と、テンションが上がる。
さっそく入店して、店名そのままの「ローストビーフ油そば」を注文。ローストビーフの量によって値段が変化するが、今回は80グラムの「シングル」(900円)を注文した。待つこと数分で"着丼"。シズル感のある写真に自信がないので、プレスリリースの写真を流用させてもらう。
まずは、お肉をひとくち。ローストビーフは、やっぱりうまい。
丁寧にかきまぜて、麺をすすると、ステーキソースのような風味が。いままでの「油そば」とは違った、まろやかな味わいだ。卓上の「茎わさび」を入れると、味が引き締まり、あっという間にたいらげてしまった。
食後には、タレにからませるための「追い飯」(無料)ももらえるが、数週間後にせまる健康診断がこわくなって、食べるのは断念した。
このお店では、ロースビーフの量を「ダブル」「クイーン」「キング」などから選べる。二郎よろしく、「肉マシマシ」で楽しむのもよさそうだ――。
カス丸「無理やりまとめた感じだけど、まあ結果オーライだじぇい!」