フランスでは大天使ミシェル(ミカエル)が菓子職人の守護聖人となっており、その祝日が9月29日ということから2002年に三重県洋菓子協会がその日を「洋菓子の日」に制定。今回はパティシエのサクセスストーリーからレシピ本まで、お菓子を食べたい人も作りたい人も満足できる3冊。
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朝ドラファン必見 こうして世界一のスーパーパティシエが生まれた!
9月26日に最終回を迎えたNHK朝の連続ドラマ「まれ」のモデルともいわれ、同番組の製菓指導を行ったスーパーパティシエ、辻口博啓さんが、パティシエとショコラティエの2つのジャンルで世界一になるまでを描いた『スーパーパティシエ 辻口博啓 和をもって世界を制す』(著・輔老心=すけたけしん、626円、文藝春秋)。
石川県七尾市の和菓子屋に生まれた博啓少年は、友だちの家で食べたケーキに衝撃を受け、洋菓子職人になる道を選ぶ。修業中に実家の和菓子屋「紅屋」が倒産、父も行方不明に。どん底から再出発し、東京・自由が丘に「モンサンクレール」を開店。そして、フランスで開催される「クープ・ド・モンド」をはじめとする洋菓子の世界大会で頂点に上り詰めていく姿に迫る。
和菓子屋の跡取りがどうしてフランス菓子を作るパティシエになったのか...。朝ドラファンならずとも、このサクセスストーリーに胸が熱くなるに違いない。