日用品など消費財の総合メーカー、P&Gは秋・冬の季節の変わり目を控えて、パートなどで働く母親らを対象に「家事に関する実態調査」を行った。それによると、育児・子育てがある一方で外で仕事をする母親だけに、家事については「効率化」と「品質」の両立を意識していることが分かった。
意識するのは「効率化」と「品質」の両立
アンケートの対象は20~50代で、子どもを持ち週3日以上勤務する女性400人。2015年9月3日にインターネットを通じて調査を実施した。
子どもの世話や仕事との両立を求められる「毎日の家事」について、回答者の女性らが最も意識していることは「効率よく行う」ことで、94.0%が「そう思う」と答えた。以下「コストをかけない」(91.0%)、次に「時短を意識する」(90.3%)が続き、これらは9割以上の回答者がチェックマークをいれた。
4、5番目は、いずれも約75%が「そう思う」と答えた「便利なモノ(家電・日用品・外部業者等)をもっと積極的に使いたい」(76.5%)、「スピードだけを追い求めて、質を落としたくない」(74.3%)。
P&Gでは、これらの結果から、働くママたちは手抜きしたいのではなく、便利なグッズなども使いこなしながら、"品質"をキープした「スマートな家事」を目指しているとみている。
なお、毎日の家事のなかで「効率化できていない」と感じている、スマートになかなかできない家事トップ3は「布団干し・ベッドマットの手入れ」(69.0%)、「下駄箱の手入れ」(65.5%)「拭き掃除・雑巾かけ」(64.0%)となっている。