LINEラブ、重要な"ペーシング" 効果的テクの"ダブルバインド"
――では、恋愛の質問についてお聞きしたいのですが、最近若者の間ではLINEで告白するといった"LINEラブ"といった現象が増えていますが、好きな異性とLINEで仲良くなるためにはどうしたら良いですか?
「一番早いのは相手が使っているスタンプを自身も使うことです。"類似性の法則"と言い、似た者同士は仲良くなり易い傾向があるように、相手のスタンプと同じものを使うことで、その人の承認欲求が満たされるようになります。趣味が近い人が意気投合することもそれと同じことなのでスタンプを真似することで、『同じの使ってくれている!認められたんだ!』と、相手は感じるようになります。
あとは、絵文字の個数や、行数、返信のスピードを真似するといった"ペーシング"も重要です。相手がどういった気持ちやテンションで送ってきているかを把握し、自身も相手に合わせた返信をすることで距離も近付くと思います」
――今すぐにでも実践したくなってきました(笑)。ちなみに具体的なアプローチ方法はありますか?
「相手を誘うための例として挙げるのならば、"ダブルバインド"という心理テクニックがあります。『土曜日空いてる?』と聞くとYESかNOの答えになってしまうんですが、YESを前提に答えさせるために『イタリアンか、フレンチ行かない?』と言うことで、NOといった選択肢を薄くすることが出来ます。NOの選択肢を消すような誘い方が成功率を上げるテクニックです。
あと"カチッサー効果"は理由を付ける誘い方なのですが『最近話題のイタリアン、いつも混んでて予約が取れないけど、たまたま予約取れたから行かない?』と言うことで『そういう理由があったんだ!』と、相手側は納得して行き易くなります。
一番最強なのは、"ダブルバインド"の掛け算で、『土曜か日曜、イタリアンかフレンチ行かない?』とか言うことで成功率もググっとアップしますよ!」
――となると、山名先生もご自身でこういったテクニックを使っていることが多かったりしますか?(笑)
「いや、実際自分のことになると意外と...。でも無意識的にそういうテクニックを使っているかもしれません(笑)」