3人家族、月10GB使った場合は...
それでは、実際の月額使用料は、どの程度なのか。一般的な3人家族が同じ通信会社で月10GB程度使用、固定セット割を適用できるケースを例にとって、各社の最安値の料金プランを比較してみる。
ドコモの場合、代表回線がデータ通信の「シェアパック」に申し込むこととなるが、「カケホーダイライト」の場合、最低15GBからしかシェアパックを適用できない。そのため10GBのシェアパックを利用するためには、従来のカケホーダイ2700円と、プロバイダ料金300円が家族3人全員にかかる。データ通信では代表回線に「シェアパック」10GB(9500円)を適用、シェアを受ける子回線(2人)は「シェアオプション」500円を支払う。ここに固定セット割を適用すると、代表回線が1200円割り引かれ、世帯当たり1万8300円が月額料金の総額となる。
auでは、「スーパーカケホ」1700円と、プロバイダ料金300円が必須。ここにデータ定額サービスとして、5GB(5000円)を1回線、3GB(4200円)を2回線契約すると、家族のデータ容量は11GBになる。さらに固定セット割を適用すると、5GBの1回線は1410円、3GBの2回線は各934円が毎月割り引かれ、しめて月額料金は1万6122円だ。
ソフトバンクの場合は、少し条件が異なる。「スマ放題ライト」では、データ定額の最低パックが5GBのため、3人すべてに適用させようとすると、あわせて15GBになってしまう。そこで今回は、それぞれ300円のプロバイダ料金に加え、「スマ放題ライト」と5GB(5000円+1700円)を1回線、「スマ放題」と2GB(2700円+3500円)を2回線契約した場合で、計算してみることにする。固定セット割は5GBの場合は1410円、2GBの場合は463円引きになるため、月の支払総額は1万7664円。
総合すると、このケースの場合ではau、ソフトバンク、ドコモの順に安くなった。このように、割安な通話定額プランの適用条件や、固定セット割の割引価格によって、月額料金にも差が出てくるため、きちんと自分に合ったプランを確かめていくことをお勧めする。