アップルの新型スマートフォン「iPhone6s」の販売予約が、2015年9月12日にスタートした。25日の発売に向けて、11日にau(KDDI)が初めに「スーパーカケホ」を、次いでソフトバンクが「スマ放題ライト」、またNTTドコモが追従する形で16日に「カケホーダイライト」を新たな料金プランとして発表した。
そこで今回は、ドコモ、au、ソフトバンクの3社の月額料金について、9月16日18時現在の情報をもとに比較してみた。
新登場の「5分以内の通話無料」プラン
新登場した「カケホーダイライト」、「スーパーカケホ」、「スマ放題ライト」(いずれも1700円、2年契約時の月額)は、5分以内の通話が無料になるプラン。これまで存在した「カケホーダイ」、「カケホ」、「スマ放題」(いずれも通話無制限、月額2700円)よりも安価に使えるのが特徴だ。
ここに「プロバイダ料金」として300円(全社同じ)と、使用できるデータ量に応じた「データ定額サービス」の月額料金が加わる。携帯会社や通話プランごとに、データ容量の区切り方は異なり、「カケホーダイライト」の場合は5GB(ギガバイト)、8GB、15GB、20GB、30GB。「スーパーカケホ」は3GB、5GB、8GB、10GB、13GB。「スマ放題ライト」は5GB、10GB、15GBなどが設定されている。ドコモとソフトバンクは5GBからしか新プランを組み合わせられないのに対し、auは選択できるデータ容量が多く、3GB以上で新プランを利用できる。
また3社ともに、月額300円を一定期間支払い続けると、端末の残債代金の支払いをサポートする"次期機種変更支援プログラム"を提供している。しかしサービス内容は会社によって異なり、ドコモは「ポイント還元」、auとソフトバンクは「月額料金からの割引」。また機種変更が可能になるのが、auは13か月目、ソフトバンクは19か月目と、無料になるタイミングが異なる。
このように、通話プランと通信サービスや、サポートプログラムの料金を組み合わせることで、iPhone6sなどスマートフォンの維持費が決まる。ここに、提携ブロードバンド回線との契約で割り引かれる「固定セット割」(ドコモ光パック、auスマートバリュー、スマート値引き)などを適用させると、さらに安価に利用できる。