近年、若い男性の草食化が叫ばれ、これまで様々なメディアにおいて若者の「セックス離れ」をめぐる議論が巻き起こっています。
ただ、本年2月にお送りした本コラムの調査では、ギャルの周辺においては、恋愛に積極的な男性である肉食系男子が約6割近くいる結果が明らかとなり、「セックス離れ」が問題視されている絶食系男子とは無縁であることが分かりました。
そこで、今回はギャル達の性に関する実態についてさらなるアンケートを実施。
「性」についての実態調査 相手は「セフレ」「成り行き」も
調査を行うと彼女達のアクティブなセックス事情が明らかとなりました。
【セックスは好きですか?】
■好き...62.3%
■どちらでもない...35.5%
■嫌い...2.2%
驚くことに「嫌い」と答えたのは全体の2.2%で、62.3%のギャル達がセックスに高く興味を示し、前回の調査同様、ギャル達の絶食化は進行していないことが発覚しました。
また、【どういったシチュエーションになるとセックスをしたくなるのか】については、
■お酒を飲んだ時
■エッチなものを見た時
■暗いところにいる時
■生理前
――と答えたギャルが多く、このような状況下になることでギャル達の"ムラムラ度"が高まるようです。
では、そんな彼女達のセックス相手は一体誰なのでしょう。
引き続き調査を行いました。
【セックスをする相手は誰ですか?】
■彼氏や旦那...65.5%
■好きな人...18.1%
■セックスフレンド...9.7%
■男友達...4.6%
■浮気相手...2.1%
65.5%で「彼氏や旦那」が1位となり、信頼するパートナーと互いの愛情を確かめ合う特別な行為として認識されていると思いきや、セックスにアクティブな彼女達だからこそ、「好きな人」「浮気相手」、また、特定の「セックスフレンド」、その場の成り行きで「男友達」と関係をもつギャルも多いようです。
高まる"ムラムラ度" キケン回避の意識は低空飛行
さらに驚いたのが、【出会ってセックスするまでの最短期間】では、
■その日...35.8%
■1か月以内...27.8%
■1週間以内...20.8%
■3か月以内...11.3%
■半年以内...2.8%
■1年以内...1.5%
「その日」と答えたギャルが1番多く、クラブなどで意気投合/友人達とお酒を飲んでいた流れ/ナンパされてそのまま...といった一晩限りのアブナイ関係を営んだケースも見受けられ、まさに絶食系男子が抱くセックスに無関心だったり、嫌悪感を持っているイメージとは逆に、性欲を満たしたいと思うギャルが多いと言えるでしょう。
ただ、調査を行った上で1つ気掛かりとなったのが、【セックスにおけるコンドームの装着有無】については、「使用しない」と答えたのが45.6%と、性体験や性的ネットワークが密に行われているのにも関わらず、無防備な実態や若者の予防意識の低さが伺えたことも分かりました。
もちろんそれらが少子化に歯止めを掛ける相手との行為であるのならば問題ないのですが、性病や性感染症、また望まない妊娠を招かないためにも、セックスをする相手に対し、避妊に同意してもらえるような関係やコミュニケーション作りが必要だと言えるのではないでしょうか。
それらを踏まえると、性に関心が高くアクティブなのは良いですが、彼女達に今必要とされるのは、"性的ネットワーク"の発達よりも、"避妊教育ネットワーク"なのかもしれませんね。
grp編集長・安部舞紗