三菱電機は2015年12月上旬から、業界で初めて個人の温度の感じ方を判断して自動で「風あて」や「風よけ」を切り替え、快適性を向上するルームエアコン「霧ヶ峰 Zシリーズ」12機種を順次発売する。
左右方向のセンシングをより細分化したことで、解像度を従来機種と比べて4倍に高めたセンサー「ムーブアイ極」を搭載。暑い、寒いといった温度感覚が現れやすい手先や足先などの細部までの温度変化を測り、温度の感じ方の違いを判断する。
「匠フラップ」で風を吹き分ける
前後左右を同時に、風を吹き分ける「匠フラップ」によって、暑い、寒いと判断した人に向けて風を届ける「風あて」運転で、すばやく快適にする。快適になった後は「匠フラップ」で、その人を包み込むような「風よけ」運転に自動で切り替えて快適性を維持する。
タッチパネル液晶を搭載したリモコンは、メニュー画面を一覧表示できて直感的な操作を実現。「自動」モードを新たに搭載し、「暖房」や「冷房」などの「運転モード」や、「風あて」や「風よけ」もリモコンのボタンをひと押しすることで自動設定できる。
温度設定画面に、業界最大の文字サイズを採用して視認性を向上。また、「暖房」「冷房」「温度」「切タイマー」の設定のみを表示する「かんたんモード」に、リモコン側面のスイッチで切り替えできて、より少ない選択項目から操作できるようにした。
さらに、独自の「ハイブリッドナノコーティング」を室内機の熱交換器やファン、通風路に塗布してホコリなどの付着を抑えたほか、前面パネルやフラップなどの外観パーツが取り外しできる「はずせるボディ」で、室内機の中まで簡単に掃除できる。定期的にフィルターを自動で掃除して清潔を維持する「フィルターおそうじメカ」機能も搭載した。
オープン価格。