日本全国に眠っている様々な逸品を海外に伝えるプロジェクト「The Wonder 500」の事務局は2015年8月27日、47都道府県から寄せられた約1900候補のなかから500商材を選定し、発表した。今後、欧米やアジアなどで展示会も予定され、日本の隠れた逸品を海外に売り込む活動を本格化する。
クールジャパンで地方活性化を後押し
The Wonder 500は、経済産業省の補助事業。政府の「地方創生総合戦略」を踏まえ、クールジャパンなど海外からの日本に対する関心が高まっていることを利用して、まだ知られていないすぐれた物産を持つ地方を世界とつなげ、活性化させようというプロジェクトだ。
商品のブランディングや海外販路開拓に実績のある「目利き」30人に発掘・推薦を依頼。公募も行ない、3つのジャンルごとに、「ものづくり」342商材、「食」148商材、「観光体験」10商材が選ばれた。
27日の発表会ではプロデューサーの代表として、一般社団法人日本コロニヘーヴ協会のイェンス・イェンセン氏、レストランTAKAZAWAのオーナーシェフ高澤義明氏、株式会社丸若屋の丸若裕俊氏が登壇し、それぞれが選定した逸材の選定理由、思いについて、商品を紹介しながら披露。
9月2日から東京ビッグサイトで開かれる「第80回東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2015」で500商材の特別展示をするとともに、海外では、早速9月5日から「パリ・デザインウィーク2015」で展示・試飲・販売などを行う。その後も、ロンドン、ニューヨーク、台北、香港などでの展示・商談のイベントが予定されている。
500商材はThe Wonder 500の公式サイトで見ることができる。