気付けば8月も半ば。暑気払いに加え、お盆の帰省などでも、飲酒の機会が増える季節になってきた。仕事でもレジャーでも肝臓を酷使して、身体全体がバテやすくなる夏に、アミノ酸の一種「オルニチン」が一役買ってくれるという。
オルニチンには、肝臓の有害物質「アンモニア」の分解効果があるが、それを「クエン酸」がサポートすることで、よりパワーが高まるそうだ。オルニチンの情報発信や意見交換の場として設立された「オルニチン研究会」が、協和発酵バイオの西村明仁氏(学術研究企画室)の協力のもと、その相乗効果を伝えている。
飲んだ当日の摂取もOK
オルニチン配合の機能性ゼリー食品は、食欲がない時にも小腹を満たせるとあって、よくコンビニエンスストアなどに並んでいる。それらの多くには、クエン酸などが含まれる。西村氏によると、オルニチンとクエン酸は、互いに補完関係にあるのだという。
「肝機能が低下してアンモニアの処理が滞ると、クエン酸サイクルのエネルギー産生が阻害されるということになりますので、ちゃんとオルニチン回路が回って、アンモニアを解毒してあげることが、エネルギー産生のためにも重要になります」
ゼリー飲料の場合、飲んだ翌日の「朝食」代わりに飲むケースも多いが、西村氏は「飲んだ当日に『オルニチン』を摂取しておくのも、いいと思いますよ」とアドバイスしている。飲み会帰りの「シメ」として、ラーメンの代わりにゼリー飲料を味わうのも良いだろう。