夢中になってやり遂げた先にあるものは何だったのか?
「先入観は捨てろ!」「まずは自分の限界を知れ」「限界は、越えるものではなく、少しずつ押し広げていくもの」「奇跡なんてない、全ては必然なんだ」
学校を舞台に、野球×ヤンキー×変わり者のエリートイケメンに美少女が絡む、全力疾走の青春小説『野球部ひとり』(著・朝倉宏景、1620円、講談社)。8人の不良校野球部が、突如、進学校と合同チームを組むことになった...。相手はたったひとりの野球部員、通称ひとりが丘さん(もしくは野球部ひとり)。あり余る気合と体力に偏差値77の知能が出会い、前代未聞の異次元チームが誕生する...。
第7回小説現代長編新人賞奨励賞を受賞。選考委員の伊集院静氏、角田光代氏から激賞されたことでも話題を呼んだ。作者の朝倉宏景氏は、元高校球児でポジションはセカンド。