姫路城グランドオープン、松江城国宝指定が新たな弾みに
3年ほど前から、にわかに注目度が急上昇したのは兵庫県朝来市の「竹田城跡」。標高約350メートルの山頂に築かれ「天空の城」あるいは、ペルーの山の尾根にあるインカ帝国の遺跡にたとえて「日本のマチュピチュ」などとして全国に知られるようになった。
同じ兵庫県内の姫路城は2015年3月、約5年半にわたる「平成の大改修」を終えてグランドオープン。「白鷺城」の別名の由来ともされる白漆喰の鮮やかさがさらに輝きを増し「白過ぎ城」といわれた。
姫路城グランドオープンから4か月後の15年7月8日、島根県の松江城が、1950年に重要文化財に"格下げ"されて以来65年ぶりに国宝に再指定。これで現存12天守のうち国宝は、長野県の松本城、愛知県の犬山城、滋賀県の彦根城、姫路城と合わせ5城になった。