JTBグループの、出版・販売、ウェブ関連事業を行ってるJTBパブリッシングは2015年7月30日、全国の「お城」をめぐるガイドブック「絶景の城めぐり」を発売した。
昭和~平成、お城はずっと「観光地」
日本の城や城址のなかで、特に中世・戦国時代から近世にかけてのものは、昭和時代の戦前から復興事業が行われ、戦後は天守閣や城郭の復興ブームがあり、1950年代半ばから60年代にかけて多くの復興事業が行われた。全国に点在する「お城」は現代に入って長く、その時々によってはひそかに、多くの人が訪れる「観光地」であるのだ。
昭和~平成のこれまで、いわゆる"城ブーム"は、その強弱はさまざまながら、寄せては引いて、引いては寄せている。
このところのブームは、比較的長期にわたって"高値安定"といえようか。「歴女」の社会現象化や、戦国時代をテーマにしたゲームの流行などの流れから、城への注目が高まり「城ガール」なども現れる一方、城や城址そのものが社会的注目を集めるようになっている。